屋根修理の費用・相場一覧
傷んでいる範囲と工法によって費用が大きく変わります。
| 工事内容(30坪の戸建て目安) | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 瓦のずれ直し・部分差し替え | 20,000〜80,000円 | 被害が一部にとどまる場合の応急・部分対応 |
| 棟板金の交換・固定 | 50,000〜200,000円 | 強風で浮いたり飛んだりしやすい箇所 |
| 防水・コーキングの部分補修 | 30,000〜100,000円 | 取り合い部分からの浸入を止める工事 |
| 屋根塗装(スレート屋根) | 300,000〜800,000円 | 防水性の維持が目的。雨漏りの修理とは別 |
| カバー工法(既存の上から重ね葺き) | 800,000〜1,800,000円 | 撤去処分が不要で工期が短い |
| 葺き替え(既存を撤去して新規) | 1,000,000〜2,500,000円 | 下地まで確認できる。費用は最も大きい |
※このほか足場代(150,000〜250,000円)が別途かかる場合があります。
屋根修理はどこに頼むのが安い?
地域の屋根工事専門業者が価格面で有利で、訪問営業は慎重な確認が必要です。
| 依頼先 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 地域の屋根工事・板金専門業者 | 抑えめの傾向 | 自社の職人が施工するため中間マージンが少ない |
| 一括見積もりサイト | 相見積もりで数十万円の差も | 同じ工法・同じ範囲で比較できる |
| リフォーム会社 | 専門業者より1〜3割高め | 外壁工事などとまとめて依頼しやすい |
| ハウスメーカー | 高め | 建物の保証を維持できる場合がある |
| 訪問営業 | 割高になりやすい | その場で契約せず、必ず他社と比較する |
屋根修理の選び方と費用を左右するポイント
①傷んでいる範囲:瓦のずれや棟板金の浮きなど一部にとどまる症状であれば、部分補修で数万円から対応できます。雨漏りが広い範囲に及び下地まで傷んでいる場合は、カバー工法や葺き替えといった全面的な工事が必要になります。まず原因と範囲を特定してもらうことが、費用を見積もる出発点です。
②屋根材と工法:瓦・スレート・金属屋根で工法も単価も異なります。既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねるカバー工法は撤去処分が不要なぶん葺き替えより安く、工期も短く済みます。ただし下地が傷んでいる場合は使えないため、現地調査の結果で選べる工法が決まります。
③足場の要否:屋根の上で作業するため、多くの工事で足場の設置が必要になり、それだけで15万〜25万円ほどかかります。外壁塗装など他の工事を予定しているなら、同時に行って足場を1回で済ませると大きな節約になります。見積書に足場代が含まれているかは必ず確認してください。
屋根修理の費用を抑えるコツ
最も効果が大きいのは、地域の屋根工事・板金専門業者を含めて複数社から相見積もりを取ることです。同じ工事内容でも数十万円の差が出ることがあり、見積書の内訳を並べると何が違うのかも見えてきます。屋根は自分で状態を確認しにくいため、写真や動画で現状を説明してくれる業者を選ぶと納得して判断できます。
外壁塗装など他の工事と時期を合わせるのも有効です。足場代は工事のたびに必要になるため、屋根と外壁を別々の年に行うと二重にかかります。数年以内に外壁も予定しているなら、同時施工の見積もりも出してもらいましょう。
自然災害による破損であれば、加入している火災保険の風災・雪災補償が使える場合があります。台風で棟板金が飛んだ、雹で屋根材が割れたといったケースが該当します。まずは保険会社に直接連絡して、対象になるかを確認してください。
屋根修理のよくある質問
Q. 火災保険は屋根修理に使えますか?
A. 台風・強風・雹・雪など自然災害による破損であれば、火災保険の風災・雪災補償の対象になる場合があります。一方、経年劣化による傷みは対象外です。「保険を使えば自己負担なく修理できる」といった勧誘がありますが、実態と異なる申請は問題になるため、まず加入している保険会社に直接相談してください。
Q. 訪問営業で「屋根がずれている」と言われたら?
A. その場で契約せず、必ず他社の点検と見積もりを取って比較してください。屋根は自分で確認しにくいため、不安をあおって高額な契約を急がせる事例が消費生活センターに寄せられています。訪問販売による契約はクーリング・オフの対象になる場合があるため、契約後に不安を感じたら相談窓口に連絡しましょう。
Q. カバー工法と葺き替えはどちらを選べばよいですか?
A. 下地に傷みがなければ、撤去処分が不要で工期も短いカバー工法のほうが費用を抑えられます。雨漏りが続いて下地まで傷んでいる場合や、瓦屋根から軽い屋根材に変えたい場合は葺き替えが必要です。屋根の重量が増える点も考慮されるため、現地調査の結果をもとに業者と相談して決めましょう。
屋根修理の費用・相場まとめ
屋根修理の費用は部分補修(20,000〜80,000円)・棟板金の交換(50,000〜200,000円)・カバー工法(800,000〜1,800,000円)・葺き替え(1,000,000〜2,500,000円)が目安で、別途足場代がかかります。地域の専門業者を含めた相見積もりで差が出るため、写真で現状を説明してくれる業者を選びましょう。自然災害による破損は火災保険の対象になる場合があり、訪問営業での即決契約は避けてください。

